節句とは伝統的な行事を行う季節の節目
中でも五節句は特に知られ
昔から愛され続けてきた季節のお祝いの日だ
昨今、そのお祝いの日を意識し祝うことも少なくなってきたような気がする
それを絵にするのも自分の役目だ
七夕や雛祭りは知られていても
重陽の節句などは、今では失われつつあるのではないだろうか
しかし五節句は本来とても身近なものであった
春の訪れを感じ、育つ子を思う
星の物語の中、風に揺れる笹の音に涼やかさを得る
秋の深まりを菊によって感じる
季節を感じ、楽しむ
それは昔から日本に根付いた文化であり、歴史だった
そこから生まれる絵がある、美しさがある
そういうものを描きたい
描かなくてはいけない
慌ただしい毎日に埋もれそうになる
当たり前に身近にある美しさ、そういうものの大切さを伝えていきたい